Translate/言語翻訳

8月19日(日)第2回多摩16市対抗囲碁団体戦を開催します。
11名による対抗戦です。どらも参加しますので、影ながらの応援をよろしく^^

2017年3月27日月曜日

まるでシンデレラのような山姥伝説

伝説が残る簗沢地区
洋の東西を問わず、昔話にはよく似たパターンがあります。もしかして、伝説の根拠の出所が同一? と疑いたくなるほど似ています。今回の記事は、山姥伝説のひとつ「糠福米福(ぬかふく・こめふく)」の姉妹の物語についてお話ししたいと思います。まるでシンデレラの話そのままですよ^^b
よく似た話は全国(世界中に)に残っているのですが、今年5月に縦走予定の西吾妻山の西方に位置する地域(米沢市簗沢地区)にも残っていました。

それでは、日本昔話の始まりです(ナンチャッテ)

登場人物は、おばあさん、継母、前妻の娘「糠福」、継母の娘「米福」、
そして村長の息子と山姥です。
と、ここまで紹介すると、お話のあらすじの想像がつきますでしょう^^
糠福がシンデレラ役ですね。
米福が意地の悪いお姉さん役になります。
当然、村長の息子が王子様役(殿様や大店バージョンもある)ですね。

あらすじ
おばあさんが生きていたときは、継母に大事にされていた糠福ですが、
亡くなった後は、まるでシンデレラのような扱いです。
お古のみすぼらしい服を着せられて、掃除や洗濯などにこき使われます。
が、日に日に美しくなっていく糠福。
あまり器量のよくない米福。
このままでは糠福が村の評判になって、米福がかわいそうだ…と。
ついに、継母は糠福を殺そうと思い立ちます。
「そうだ、山姥に喰らわせよう」と画策したのでした。


二人を呼んだ継母は、山に栗を拾いに行くように言いつけます。籠いっぱいになるまで、絶対に帰って来てはダメだと!
そして、糠福には底に穴が開いた籠を渡します。
米福には、姉の後をついていくように。
そして、二人は山へ出かけます。
まじめな糠福は、せっせと栗を拾っていきます。
でも、穴の開いた籠からは、栗がどんどん落ちていきます。
(糠福は少し頭が抜けているようですね^^;)
後ろを歩いている米福の籠はすぐに一杯になり、米福は家へ帰りました。
籠がいっぱいにならない糠福は、山の中に取り残されました。

日はどんどん落ちていきます。
そこに山姥が現れました。
急いで逃げる糠福! 追っかける山姥!
必死に逃げる糠福は、先に小さな小屋を見つけます。
小屋にはおばあさんが一人で住んでいました。
助けを求める糠福を、おばあさんは快く迎えました。
(昔話のパターンだと、おばあさん=山姥なんですが…)
落ち着きを取り戻した糠福は、今日の出来事を話し始めました。
糠福の悲しい話を聞いたおばあさんは、籠いっぱいの栗をプレゼントしました。
そして、糠福は無事に帰ることができました。
(ここまでが前段階のお話ですね^^)

数日が立ちました。
シンデレラだったら馬車ですね
あいかわらず、糠福は下働きのような生活の毎日です。そんなある日、村長が息子の嫁を探すお祭りの日が近づいてきました。(シンデレラのお話では舞踏会ですね^^)
でも、糠福は掃除や洗濯があるし、着てゆく服がありません。悲しみのあまり糠福は、あのおばあさんの小屋に行き、愚痴をこぼします。そうすると、おばあさんは綺麗な服の入った箱を差し出しました。
「この服を着て、お祭りに行きなさい」
(打ち出の小槌バージョンのお話もあります)
喜んで、糠福は家路につきました。

こんな感じの美人かなぁ~

お祭りの当日、継母と米福はおめかしをして出かけました。
もちろん継母は、糠福にたくさんの仕事を命じたのは当然です。こっそりやってきたおばあさんは、糠福の身支度をしてくれました。
「家の仕事はやっておくので楽しんでおいで」
糠福は、喜んでお祭りへ出かけたのでした。

糠福の美しい姿は、ひときわ目立ちました。
「あの娘は誰だ?」 村の男衆が騒ぎます。
継母と米福の目にも留まりましたが、似ていると思ったものの、
まさか糠福とは思いもしませんでした。
そして、村長の息子の目にも留まりました。
「あの娘を嫁にほしい」
糠福はお祭りを楽しんだ後、早く帰らなければなりません。
というのは、先に帰らないと継母にばれてしまうからです。
そして家に着くなり、糠福はいつもの服に着替えました。

さて、翌日からお祭りに来ていた美しい娘さがしが始まります。
(ね、シンデレラと一緒でしょう^^)
最後の娘さがしの逸話は、いろいろなパターンがあります。
ガラスの靴が草履の話になっていたりするシンデレラパターン。
村長の息子が2人を見て、糠福を選ぶという単純パターンなどなど。

また、継母と米福の2人は沼に沈んだとか、足が腐ったとか、
あるいは人間以外のものに変えられたとか、概ね悲劇的結末ですね。
なお、今回の親切な山姥の正体ですが、糠福の祖母という解釈も成り立ちます。
昔の姥捨逸話ですね。
山に捨てられた実の祖母が、山で生きていた。
そして、孫の糠福を助けた…という解釈です。

(おしまい)