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2015年9月20日

物欲に始まった刈寄山(9月19日奥多摩)

◆9月19日(土)刈寄山
◆コース
  武蔵五日市駅~(タクシー)~広徳寺~金剛の滝~今熊山~刈寄山~
  入山峠~鳥切場~不動山~高留沢ノ頭~広尾神社~夕焼け小焼け
◆所要時間
  7時間20分(歩行:6時間10分)
◆参加者
  ビビ、こまくさ、ララ、ミレ、ザグ、どら
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2015年9月14日

タマゴタケに癒された矢平山(9月19日中央線)

「峠の涼風」3回目の山行は、はじめての男性同士になりました。
まあ、今日のコース、女性向きではなさそうです^^;
同行者によると、松浦本(バリエーションルート専門の紹介本)に
記載されているルートとのこと。
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取り付きの石段
取り付きは鬱蒼とした分かりにくい石段から登ります。
見るからに蜘蛛の巣が多そうだなぁ・・・
同行者には、先頭を勧められましたが、
やんわりと拒否させていただきました^^b
案の定、蜘蛛の巣だらけでした。
(申し訳なく思っております)

渓谷沿いの道ですが、あまり踏まれていないので、荒れ気味でした。
かなりザレていること、道幅が狭いことから、滑らないように注意が必要な道でした。
ところどころに補助用ロープがあります。


渓谷の雰囲気は、中央線沿線近くとは思えないほどの山奥のイメージです。
涼しいので、夏場でもOKですね^^
そして渓流の二股で渓谷を離れ、尾根に向かうと、様相が一変します。
踏み跡が薄い山の急斜面を、木につかまりながら登ることになります。
正直、疲れました。距離の割に体力を消耗します^^;
誰とも会わない静かな山行でしたネ・・・
出会ったのは、猪1匹と脱皮したばかりの蛇2匹。写真は撮り損ねましたが。
動物の写真を撮るのは難しいですね^^;

さて、今回の山行では、たくさんのタマゴタケたちに癒されました。

卵から孵ったばかりの雛キノコ
働き盛りの若者キノコ

文字通り円熟の中年キノコ
とここで、おじいちゃんキノコはないかなぁと探していたら、突然、同行者が顔を突きつけてきました。
「おじいちゃんならここにいるよ」と(笑)
まあ、否定はしませんが・・・










舟山へ向かう稜線で道が分かれ、巻道かなぁと行ってみることに。
もし下山方向なら戻ることを選択肢に歩き始めました。
結果は巻道ではなく、下山方向でした。
例によって脳内には、ビールとそばがちらついているので、案の定、戻るという選択肢はどこかへ消えていました(当然ですね、いつものことです)^^b

銀竜草(ギンリョウソウ)が咲いていました。下向いていて、目玉が見えません。一度、青い目玉を撮ってみたいものです。







   
ということで、カメラをほとんど地面に置いて、強引に覗いてみました。逆光なので、フラッシュをたいて・・・うん?白い目?
ギンリョウソウではなく、ギンリョウソウモドキ(別名:アキノギンリョウソウ)とのこと。
こちらに会えるのは、めずらしいそうな・・・


今回のコースですが、高柄山への登りに使うと面白そうです。
近場にもかかわらず、自然のままの渓谷、道なき道の急斜面など、自然のままを体験できそうです。
ただし、下りに使うのはやめたほうがよさそうですね^^b
滑りやすい急斜面なので・・・

(おしまい)

2015年9月7日

気になる棚田百選:寺坂棚田(埼玉県横瀬)

次の登山計画はどこにしようかなと考えていたら、たまたまテレビで
日本の原風景「棚田」の紹介番組が流れていました。
「これだ!」と・・・
関東の近場で「棚田と登山を組み合わせるルート」はないものかと調べたら、
ありました、埼玉県横瀬に・・・
武甲山を背景に広がる寺坂棚田。しかも、9月は彼岸花の時期だ^^b
彼岸花の背景に棚田が拡がり、その向こうには武甲山。
これは絵になる写真が、いっぱい撮れそうだなぁ~と・・・
横瀬町観光webサイト:歩楽~里よこぜより転載
ということで、9月の後半(できたら稲刈り前)のどこかで、計画する気満々になってしまいました。丸山、日向山、との組み合わせかなぁ?
駅から駅なので、楽だなぁ~と^^;
素敵な動画も発見しました 「2013年寺坂棚田の秋」アルバム

さて近々、計画発表する予定です。
登録者の皆様で興味のある人は、YOMO山談話室でご意見を・・・

2015年9月4日

景信山東尾根の調査山行

9月3日(木)高尾山周辺の山々のバリルート調査の一環として、さらに
10月予定の「峠の涼風」公式登山の下調べとして登りました。
◆東尾根調査結果:
この尾根への取り付きですが、高尾駅北口発の京王バス(小仏行)で、
日影バス停または大下バス亭で下車します。
日影なら進行方向へ、大下なら戻る方向へ。
高速道路の下を越えたところが取り付きです。
コース地形図
A区間
登山口は、小下沢林道入口の資材置き場の南端からになります。
この取り付きは非常に分かりにくいので、気を付けましょう。
知らないと探しまくるかも・・・
最初の取り付きは、不明確な踏み跡の尾根の斜面となります。
斜面のどこから登っても(そもそもどこが道か不明)同じ結果ですね^^;
道なんか気にせず、斜面を登りましょうネ^^
かなり滑りやすい急な斜面なので、雨の翌日は下山に使わないほうが無難!
B区間
途中に鉄階段の降り口がありますが、これは高速道路への降り口なので、
降りると大変ですよ、登り返すのが^^;
尾根沿いの踏み跡ははっきりしています。
ただし、作業道なので標識はいっさいありません。
まあ、尾根沿いなので、道迷いの心配はありませんね。
時々、ピンクリボンがありますので安心です^^b
C区間
尾根には、478m(無名)と581m(大久保山)と2つのピークがあります。
もちろん山頂標識などは一切ありません。
植林帯が続くので景色はいまいちですが、小下沢を挟んで北側には、北高尾山稜の山々が続きます。
D区間
一挙に登山道が狭くなります。この時期、藪・下草が覆い茂っており、道が見えないほどです。
予想より蜘蛛の巣が少なく、ここ数日、誰かが通行したような気がします。
物好きは、どらだけではないんだなと、思わず、にんまりしました^^
なお、「この道通るな」と途中には枝が高く積まれていました・・・
D区間の出口には、通行禁止のロープが張ってありました^^

思ったより通りやすい道でした。
もちろん、人と会う可能性はほぼゼロでしょう。
景信山へ登るコースの中で、一番の静けさだと断言できます^^b

◆山頂風景:
景信山では、アゲハチョウ・セセリチョウが乱舞していました。
チョウたちの食事風景です^^
もっとも、献立は野アザミだけみたいです。

この蜂を接写していたら、突然、どらに向かってきました。
刺されないと思いますが、「うわっ!」と大声を上げてしまいました。
後ろで食事をしていたおばさんと目が合ってしまいました(バツが悪い)



◆下山はどこへ:
実は先般、どらは左手の中指に細菌が入り、抗生物質を服用しています。
内服薬の副作用で、お腹の調子が悪く、服用後の数時間は、いつお腹を下すかわからない状況!
「そんな体調で山に登るなって!」という声が聞こえてきそうですが、
そこは、我慢できないですよネッ!(分かりますよね?皆さんなら^^)
ということで、道中にトイレがたくさんある高尾山方向へ向かいました。
山頂に「水洗、ウォシュレット」がある山なんて、高尾山ぐらいですからね。
でも、小仏城山では、例の「ジャンボかき氷」、食べるつもりでした^^
お腹、こわしているのでは???
天はどらを気遣ったようです。城山茶屋は休みでした^^;
高尾山に到着後、この時点では、かき氷よりもビールに気持ちが変わっていました。ということでビールと味噌田楽で軽く一杯^^
まあ、こんな山登りもありでしょう・・・

(おしまい)

2015年8月28日

スズメバチ対策を科学の目で見る(2)

  黒を攻撃する理由     
「黒に反応する」という点について、考えてみましょう^^b
「天敵の熊が黒いから」と言われていますが、どうも、天敵の度合いは人間の方が高いようです。世界各国の幼虫を食べる習慣がある人種は、髪の毛の黒い人種という共通項があるとのことです。
まあ、「実際の理由はわからない」というのが真実みたいですが^^;
ただし、「攻撃フェロモン」噴霧以降は、色は関係なく攻撃してきます
夜は逆になるので、注意してください。
夜の黒は目立たないので、逆に白が注意を引く色となります
参考情報:所さんの目が点

なお、日中の最善の服装は、全身白というのが理想のようですが、全身白ずくめの登山者がいたら、かなり怪しい人に見えますね^^;
まあ、できるだけ明るい色の服装中心にしましょうね。
ただし後述しますが、全身が明るい色がベストと考えるのは早計ですよ^^

さて、色の話をすると、そもそもスズメバチの見る色の世界が気になります。
管理人どらは疑問を感じると、どうしても調べたくなるんですよね^^b
調べてみると、実は、スズメバチの色彩感覚は「分からない」というのが事実です。ある程度、判明しているミツバチの色彩感覚と同じでは?という意見が多いのですが・・・
参考までに、ミツバチの色彩感覚を図にしてみましょう。

「紫外線が見える」ということですが、この色は人間には想像がつきませんね。
また、「赤は見えない」というのが専門家の意見です。
そうすると、ミツバチは赤を認識しないので、赤い花には近寄らない?
そんなことないですよね^^
どらは、何らかの色(憶測では黒)を認識しているのではと勘ぐっています。
少数派ですが、「黒・グレー・黄色のどれか」という意見もあります。

ここからはどら流解釈になります(間違っていたらゴメンナサイ)
実は、黒と思うのには理由があります。
あくまで、スズメバチとミツバチが同じ色彩感覚ということが前提ですが・・・
というのは、スズメバチが攻撃する色の頻度を実験した結果があり、こんな結果になっています。

◆スズメバチの攻撃ターゲットの色彩順位
黒>赤>青>黄色>白
ここで、疑問なのは、なぜ赤が多いのか?
見えないのなら攻撃されないはず・・・なのに黒に次いで2番目です。
つまり、黒もしくは黒に近い色に見えるのではないかと想像するわけです^^
なお、スズメバチは白黒の世界に住んでいるという意見もあります。
色の明暗を見ているということですね。
でも、どらはこの意見には違和感を感じています。
なぜなら、同じ明度の赤と青で攻撃頻度が違うこと、他の昆虫(蝶々)が色覚を持っている(しかも赤~紫外線と人間以上)など、スズメバチだけが白黒?というのは、ちょっとねぇ・・・

  避雷針型ファッション    
三重大学に、スズメバチと攻撃色の関係についての研究結果があります。
結論を言うと、攻撃初期(レベル3段階)の攻撃機が少ない段階では、黒を主に狙ってきます。攻撃後期(レベル4段階)では、色の区別なく、攻撃を加えます。
興味のある人は、三重大学の実験結果(37ページ)のレポートをご覧ください。

ここで、対策としての服装を考える上で、世間の常識である「明るい色で統一」というのがベストとは限らないと、どらは考えました。
「レベル4段階」ではどうしようもありませんが、「レベル3段階」なら生贄(いけにえ)を作るという作戦が考えられます^^b
どらはそれを、避雷針型ファッションと命名します!
つまり、全身の中の一部に、刺されても被害を受けない黒いファッションを、雷に対する避雷針のように、あえて身に着けるという考え方です。
スズメバチの活動期は、夏から秋です。当然服装は薄着。
ということはトップス・ボトムには、黒は使えません。
登山者の持ち物のうち、スズメバチの針を通さないもの。
そう、帽子(厚手のもの)とザック、シューズです^^b
気づきましたか?帽子とザックとシューズに全面的に犠牲になってもらい、他の箇所が刺される確率を大きく減らす作戦です。

ベストの服装は、こんな感じですかね~
◆黒(赤でもいい)のやや厚手の帽子
◆明るい色のトップス
◆トップスほどではないが明るい色のボトム
◆黒(赤でもいい)のザック
◆黒(赤でもいい)のシューズ
ファッション的にも、おかしくないと思いますが、いかがでしょう?

  蜂が寄ってくる匂い    
よく香水・整髪料は、蜂が寄ってくるので使わないようにと言われますね。
あと、人間の汗も引き寄せ効果があるそうです。
特に、フルーツ系の匂いは蜂を呼び寄せる効果が高いようです。
注意すべきは、オレンジジュース!
オレンジジュースの飲み残しの缶にスズメバチが入り込み、それを知らずに口を付けて刺されるという事故が多いとのこと。
実は、オレンジジュースに含まれる「2ペンタナール」の匂いの成分が、スズメバチの攻撃フェロモンにも含まれているとのこと!

ということで、山へ行くときは匂いにも注意しましょう。
まとめると、
◆香水とか整髪料を付けて行かない
◆無香料の制汗剤は効果がある
◆特にオレンジ系の匂いは要注意

もうスズメバチなんて、怖くないでしょう^^b

(おしまい)

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