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2025年9月26日

赤城山の三姫伝説

久しぶりのお姫様伝説はいかがでしょうか?
三人のお姫様というのは、
淵名姫・赤城姫・伊香保姫のお姫様たちです。
主な舞台は赤城山の麓にある大沼ですね。
いつか大沼でテントを張り、赤城山を登りたいかな。
そのうち計画しましょう。





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 その昔、履中天皇(5世紀前半に実在したと見られる)の御代、高野辺大将家成という公家がおりました。
 ある時、無実の罪で、上野國勢多郡深栖(フカヅ…現前橋市粕川町深津ともいわれる)という山里に流されてしまいますが、そこで、年月を過ごすうちに、若君一人、姫君三人に恵まれました。
 月日は経ち、成人した息子は、母方の祖父を頼って、遠く離れた都へ上り仕官しておりました。三人の姫たちは深栖で両親と共に暮らしていたのですが、母君が38歳の春、姫たち(淵名姫・赤城姫・伊香保姫)がそれぞれ十一歳、九歳、七歳の時に亡くなってしまい、父家成は、その年の秋に世間の習慣に従い後妻を迎えます。
 罪を許された大将は、上野国司に任命され任地へ向い、三人の娘たちは、それぞれの乳母の元で成長します。継母は、美しく成長した三人の娘を疎ましく思うようになり、弟の更科次郎兼光をそそのかして殺害を計画するのです。
 
 兼光は、まず姉姫である淵名姫を、利根川の倍屋ヶ淵に沈めて殺してしまいます。次女の赤城姫も追われ、赤城山に逃げ込み迷っていたところ、赤城の沼の龍神が現れ「この世は、命はかなく夢・幻のようであります。竜宮城という、長生きの素晴らしい処へと姫君を案内します。」と言って姫を助けてくれました。姫はその後、龍神を継いで、赤城大明神となります。
 末の伊香保姫は、伊香保太夫の居城に護られなんとか生きながらえることができました。
事件を知った大将・家成は、慌てて戻ります。しかし時すでに遅く、淵名姫の亡くなった淵で神となった淵名姫と再会し、悲しみのあまりこの淵に入水してしまいます。

 都で出世していた息子は、この知らせを聞き軍勢を率いて戻り、兼光を殺し、継母らを捕らえますが、仮にも一時は母であったという理由で、殺さずに、継母の出身地・信濃へ追放しました。信濃へ戻った継母は、甥を頼りますが、甥に捨てられ死んでしまいます。この、甥が叔母である継母を捨てた山が、姥捨山と言われています。

 事件を収拾させた息子は、淵名姫の死んだ淵に淵名明神の社を立てます。その後、大沼の畔で、神となって一羽の鴨の羽に乗った妹、淵名姫・赤城姫と再会します。(この鴨が大沼に留まり、島となったのが、現在赤城神社のある小鳥ケ島)その後、大沼と小沼の畔に、神社を建て(赤城神社・小沼宮)、神々をお祀りしたそうです。
 その後兄は都に戻り、伊香保大夫が国司の後見(代理職)を務めました。伊香保は領地が狭いため、伊香保姫は群馬郡内の自在丸という処所(現上野総社神社あたり)に住んでいたそうです。

この言い伝えがもとなのでしょうか、現在も赤城山大沼、小鳥ヶ島に建つ赤城神社は「女性の願いがかなう」とされ、たくさんの女性参拝者が訪れています。

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4時間ぐらいの楽々登山。
赤城神社と組み合わせてみるのもありかな?
他にもコースが複数あるとのこと。
1泊~2泊で2コース回るのもいいかも。
赤城山周辺は峠の涼風ではまだ未開催!
日帰りで行くもよし。
テント泊でまったりするもよし。
キャビンに泊まるのもありでしょう。


大沼湖岸のキャンプ場も2026年オープン予定とか…
それを待ってからにするかな?

(おしまい)

2023年8月12日

山の名前 ヤマと読む?サンと読む?


8月11日は「山の日」ですね。
登山をされた方も多いのではないでしょうか?
峠の涼風では、昨年の山の日は大菩薩嶺北側の苔の道登山を開催しました。
残念ながら骨折中のどらは、今年はリハビリの夏となります(泣)

さて御存じの方も多いでしょうか?
日本の山って頂上の呼び方がいろいろなんだよね。
山(やま・さん・せん)、岳(たけ)、丸(まる)、嶺(れい)などなど…
嶽(たけ)というのもあるよね。
英語だと「mountain」の略で、「mt.○○」の一択だけですけど。
さて例外はあるものの「やま」と「さん」の違いは知っているかな?
簡単に言うと訓読みと音読みの違いなんだけど。
実は音読みで呼ぶ場合は、山岳信仰に関係しているとかだそうです。
本当かな?と、まずは奥多摩十座の山で調べてみましょう。
多摩100山というのもありますが、記事が長くなるのでパスです。

2023年3月16日

富嶽三十六景と山登り

日本で一番有名な山「富士山」
たくさんの絵画のテーマにもなっていますね。
皆さんはどんな富士山の絵が思い浮かびますか?
やっぱり有名なのは、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」でしょうか。
中でも「神奈川沖浪浦」と赤富士の「凱風快晴」は知らない人はいないでしょう。
そんな浮世絵ですが、海外の印象派の巨匠達に多大な影響を与えました。
「神奈川沖浪浦」を初めて見た印象派の画家たちはびっくりしたでしょうね。
絵画だけでなく、音楽家ドビュッシーの「」にも影響を与えました。
初版スコア(楽譜)の表紙に使われたのは有名な話です。
ちなみにどらは、ドビュッシーなら「亜麻色の髪の乙女」が好きかな(笑)
神奈川沖浪裏
凱風快晴









さて三十六景もあれば、他にも人それぞれ好きな絵があることと思います。
個人的に好きなのは、「尾州不二見原」と「甲州三坂水面」ですね。
「尾州不二見原」は、こんな構図あり!と驚かされました。
典型的な日の丸構図ですが、小さな富士山への視線誘導がお見事!
三十六景の中では、一番西寄りの場所になります。
「甲州三坂水面」は河口湖に写る富士山を描いたものですね。
不思議に思うのは、水面に写る富士山がずれていること。
さらに水面の富士山だけ雪を被っています。
時間も空間もずれているという不思議な作品…
何故ずらしたか?と北斎の意図を考えるのも楽しいですね。
たぶん右側に山と舟があるので、バランスを取ったのかな?
ついでに夏の富士山を冬の富士山にずらしちゃえっと(遊び心?)
尾州不二見原
甲州三坂水面









さて同じ場所(作者の視点)からの富士山を見れないかなと、しばし熟考…
富嶽三十六景の景色と組み合わせた登山コースを考えてみました。
関東ではどんなコースがあるかな?

2023年1月7日

日本百名城と山登り 関東編

登山を趣味にする人には、深田久弥氏選定の日本100名山は有名でしょう。
なかにはその100名山制覇を目標にしている人も多いようです。
それにしても日本人は100という数字が好きだよね?
キリがいいだけかもしれないけど?
有名どころでは日本100名山以外に、
他にも調べてみたら、あること、あること!
日本100選の一覧を見ると、何でもありだなぁ~と(苦笑)

 さて今回は、関東にある日本100名城と登山コースについて調べてみましょう。該当するのは10件、そのうち4件が登山コースに組み入れられそうです。
 条件は、登山道途中または登山口の近くにあること。

 それでは県別に紹介しましょう。



2022年6月18日

登山の名言・格言を考える

 登山に関する名言や格言!
 印象に残る言葉も多く、皆さんもよく使うフレーズがあるのでは?
 そこで、どらの好みの名言・格言を中心に紹介しますね。
 もちろん「峠の涼風あるあると笑い話」と同様に、たまにツッコミます。

山は逃げない
 出所は不明ですが、よく言われる言葉ですね。
天候の悪化や体調不良などがあった場合に「山は逃げないから無理しないで」と言う教訓です。
 でも年齢では逃げるよね。
 昨今はコロナでは逃げたよね。
 実感はやっぱり山は逃げると思う。


そこに山があるからだ
 イギリスの登山家、ジョージ・マロリーの名言です。
 記者の「何故登るのか?」という質問に対する回答でした。記事が日本語になるとき「そこにエヴェレストがあるからだ」が「そこに山があるからだ」と誤訳されたようです。
 そういえば峠の涼風の最初のブログ記事が、2016年公開の「エヴェレスト・神々の山嶺」のロケに遭遇でした。この映画の原作「神々の山嶺」は、主人公が「エヴェレストを最初に制覇したのは誰か?」の真相を追い求めて、ジョージ・マロリーの足跡を追う展開になっています。
 今年の7月8日にフランスのアニメ映画として日本で劇場公開されます。
 ちなみに底に山があったら、頂上は島です(笑)

百の頂に百の喜びあり
 ご存知の日本百名山の著者、深田 久弥氏の有名な名言です。
 これはどらも実感で、どんな山でもその山らしい面白さがあります。絶景が拡がる!高山植物に出会える!などのよくある感動だけでなく、歴史を感じさせたり、困難を越えて登ったこと自体と、それこそ感動は千差万別ですね。
 例えば登山経験の豊富な方の一部に「高尾山なんて!」とバカにする言葉が聞こえることがあります。高尾山はコースもメジャーからマイナーまで多数あり、登る人のレベルに合った楽しみ方ができます(高尾山のコース紹介記事

2022年2月26日

義経伝説の道 顔振峠

 今年のNHKの大河ドラマは「鎌倉殿の13人」ですね。最近の大河ドラマは見ていなかったのですが、今年は妙に見入ってしまいました。
 北条義時(役:小栗旬)が主人公なので、ちょっと地味かな?と思っていたのですが、主役以外の登場人物が誰もが知っている有名人なので、なかなか面白い。
 源頼朝(役:大泉洋)、北条政子(役:小池栄子)などの役者が味を出しています。敵役の平清盛(役:松平健)の迫力もすごいですね。後白河法皇(役:西田敏行)と頼朝とのギャグのような夢のやりとりも、硬くなりがちな歴史物語の緊張をほぐしてくれます。
 前回の放送(2月20日)では、ドラマは前半のハイライトのひとつ、平家滅亡の立役者、源義経(役:菅田将暉)の登場で終わりました。


 さて悲劇の武将、源義経はその悲劇性も相まって、各地に義経伝説を残しています。関東では奥武蔵の顔振峠(こおぶりとうげ/かおぶりとうげ)が有名ですね。
 江戸時代は「かおぶり」と呼ばれていたそうですが、最近は「こおぶり」と呼ばれることが多いそうです。伝承では、頼朝の追討を受けての逃避行中に、お供の弁慶とのやりとりで、この峠のあまりの絶景に振り返って感嘆したとか!

それでは、顔振峠を通るハイキングコースを紹介しましょう。


2019年4月1日

新元号「令和」万葉集の山はどこ?

新元号が「令和」に決まりましたね。
なんでも、万葉集からの出典だったとか…

梅の花の歌32首の序文からとのこと。
初春の月(れいげつ)にして、
気淑(よ)く風ぎ、
梅は鏡前の粉を披(ひら)き、
蘭は珮後(はいご)の香を薫す

どらも古典の話が大好きで、
当ブログでも温故知山というコーナーを設けています。
万葉集話題の記事もいくつかアップしていましたね^^

当ブログ「温故知山の山登り」から
  03. よこやまの道、万葉集に誘われて(2016年3月9日の記事)
  12. 万葉集のアンサーソング 大山(2016年11月28日の記事)

関東地方の歌は、防人の歌・東歌として、数多くが万葉集に収められています。
夫婦、恋人、親子の別れを詠んだ素朴な歌が多いようです。
さてふと思ったのですが、万葉集で詠われる山は、どんなところがあるのかな?
関東限定で調べてみました。

大山(神奈川県) ※相模嶺は大山を指すと言われています
 相模嶺(さがむね)の 小峰見そくし 忘れ来る
 妹が名を呼びて 我を音し泣くな
 
多摩丘陵(東京都) ※よこやまの道と呼ばれています
 赤駒を 山野に放し 捕りかにて
 多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ
 
矢倉岳(神奈川県) ※古名:可鶏山
 ・足柄の 我を可鶏山の 穀の木を
 吾を誘さねも 門さかずとも
 
新田金山(群馬県) ※古名:新田山/小新田山
 ・新田山 嶺には着かなな 吾に寄そり
 間なる子らし あやに愛しも
 ・白遠ふ 小新田山の 守る山の
 末枯れせなな 常葉にもがも

筑波山(茨城県) ※そのままですね
 ・筑波嶺の 裾みの田居に 秋田刈る
 妹がり遺らむ 黄葉手折らな

榛名山(栃木県) ※古名:伊香保嶺(いかほろ)
 伊香保嶺に 天雲い継かぬ まづく人と 
 おたはふいざ 寝しめとら
 ・伊香保嶺の 沿ひの棒原 ねもころに
 奥をなかねそ まさかしよかば
 ・伊香保嶺の やさかのゐでに 立つ虹の
 現はろまでもさ 寝をさ寝てば
 ・伊香保嶺の 沿ひの棒原 我が衣に
 着きよらしも よひたへと思へば

う~ん、榛名山多いですね^^;
峠の涼風でも、5月12日(日)に新元号記念の臨時山行を計画しようかな^^
名づけて、万葉集の山へ登ろう!

(おしまい)

2019年1月23日

東秩父の巨人伝説の山々

みなさんは巨人伝説「ダイダラボッチ」の話を
ご存知ですか?
ひらがなで書くと「だいだら法師」となります。
巨人伝説は日本だけでなく、世界中にいっぱい^^
世界の童話の中にも、
ガリバー旅行記ジャックと豆の木などありますし、
ギリシャ神話、北欧神話にも巨人は登場します。



ダイダラボッチ伝説は、日本各地の至る所にたくさん残されているようです。
規模の大きいものでは、
土を採ったら琵琶湖になったとか、土を盛ったら富士山になったとか…
なんてものまであります。
日本昔話といえば、
TVアニメ「日本昔ばなし」のナレーターのお二人とも亡くなりましたね。
絶妙の語り口が、今も耳に残っています。
常田富士夫さん(昨年7月ご逝去)、市原悦子さん(今年1月ご逝去)の
ご冥福をお祈りいたします。
TVアニメ「日本昔ばなし」では、三重県大王町の伝説を紹介していました。
そんな中で、今回は奥武蔵に残るダイダラボッチ伝説をご紹介します。


2018年2月28日

豊臣秀吉・二度目の一夜城 石垣山

2月26日(月)石垣山(小田原)
豊臣秀吉の最後の戦い「小田原決戦
一夜城として有名な石垣山へ行きました。
秀吉がこの場所を本陣とした気持ちがわかります。
小田原城丸見えで、威嚇効果が高かったでしょうね。
北条の兵士は、モチベーションが下がったことでしょう。


小田原決戦の経緯
歴史好きな方はご存知だと思いますが、面白い話ですよ。
秀吉の上洛の命に従わない関東最大の大名、北条氏政
氏政にとっては、成り上がりの秀吉なにするものぞ!と言う気持ちと、
あの上杉謙信武田信玄でさえ落とせなかった鉄壁の「小田原城」がある!
そんな気持ちだったんでしょうねぇ。
小田原城が丸見え
頂上の本丸跡

二の丸跡

二の丸から本丸を見る

















2017年11月23日

姫次に散った一輪の花 折花姫

戦国時代の武田家滅亡の周辺には、たくさんの哀しい話が残っています。
以前の松姫の記事(松姫峠 哀しき戦国のラブストリー)と同時期のお話ですが、折花姫の言い伝えが残っています。
姫次(ひめつぎ・ひめつぐ)という地名は、折花姫がその場所で自害(喉を突いた)したことが由来だそうです。
他にも周辺には哀しい由来の地名が残っていますよ。
話は、武田家滅亡の引き金となった小山田信茂の居城「岩殿山城」から始まります。
岩殿山は、JR大月駅の北側にそびえる山ですね。

2017年6月27日

日本にもあった! 人魚伝説

皆さんは、八百比丘尼(やおびくに)の伝説をご存知ですか?日本の人魚伝説で一番有名なお話ですね。
人魚伝説は世界各国にあるのですが、概ね、悲しい話とか怖い話とかばかりです。
日本のお話は、少し考えさせられる内容になっています。
さて、6月17日に行った塩船観音には、この八百比丘尼の伝承が残されています。
西暦(645~650年)にこの地を訪れた八百比丘尼が、
紫金の観音像を安置したのが開山と伝えられています。
ちなみに、八百比丘尼の伝承は日本各地に残っているそうです。
調べていくと、人魚の肉を食べたとか、八百年生きたとかは別にして、
モデルになった比丘尼が、実在していたような気がします^^


昔の若狭の国(今の福井県)で、この物語は始まります。
今回は、若狭の国に残っている話を中心に、各地のお話を交えてお話します。

2017年3月27日

まるでシンデレラのような山姥伝説

伝説が残る簗沢地区
洋の東西を問わず、昔話にはよく似たパターンがあります。もしかして、伝説の根拠の出所が同一? と疑いたくなるほど似ています。今回の記事は、山姥伝説のひとつ「糠福米福(ぬかふく・こめふく)」の姉妹の物語についてお話ししたいと思います。まるでシンデレラの話そのままですよ^^b
よく似た話は全国(世界中に)に残っているのですが、今年5月に縦走予定の西吾妻山の西方に位置する地域(米沢市簗沢地区)にも残っていました。

それでは、日本昔話の始まりです(ナンチャッテ)

2016年11月28日

万葉集のアンサーソング 大山

和歌には相聞歌と言われる自分側・相手側双方の立場で詠む
歌があります。
ほとんどが男女の立場で詠まれています。

現代のポップスでもありますよね。
古いところでは、
勝手にしやがれ(沢田研二)とプレイバックpart2(山口百恵)^^
この2曲、男女の突っ張った別れを双方の立場で歌っています。
あと7~8年ぐらい前ですかね…
そばにいるね(青山テルマ)とここにいるよ(Soulja)というのもありました。
docomoのCMソングで有名になりましたね。
切ない遠距離恋愛の歌でした。
どらは妙に、このCMソングが好きでした^^

さて、ここからが本題です。
古(いにしえ)のポップス万葉集には、
大山をテーマにした相聞歌がありました^^;

2016年11月15日

信憑性の高い埋蔵金伝説

埋蔵金のお話は興味を惹くようで、アクセス数が多いようです^^;
ということで、埋蔵金の記事の第2弾をお贈りします。
今回の記事は、すこぶる信憑性の高いお話ですよ!

明治40年の秋、柳沢川と竜喰川が合流するおいらん淵で、高橋修二郎氏の遺体が発見されたことに話が始まります。
修二郎氏が持っていた鞄の中から、ある物が発見されました。
なんと…人間の手で加工された金の延べ棒10本と、埋蔵金の隠し場所を記したノートが発見されたのです。

しかし残念なことに、その文字が雨や水で消えかかっており、すべてが判別できないこと!
とはいえ証拠があるので、夢のあるお話でしょ~
それでは、その残された文面を見てみましょう。

2016年11月5日

儚くも無生野に散った雛鶴姫

みなさんは雛鶴姫(ひなつるひめ)の言い伝えをご存知でしょうか?
松姫の言い伝え照手姫の言い伝えに続いて、
雛鶴姫の哀しい物語をお話したいと思います。
どうもどらは、お姫様の言い伝えに興味があるようです^^;

場所は相模原市秋山の無生野、時は鎌倉時代から室町時代に移るころ。
中世代の乱と言う事件が起こりました。
鎌倉に幽閉されていた護良親王(大塔宮ともいう/父は後醍醐天皇)は、その時(1335年)に鎌倉の牢で殺害されました。
そして、ここから雛鶴姫の悲劇が始まるのです。

写真出展:雛鶴神社の雛鶴姫の像http://blogs.yahoo.co.jp/minako_action/9415792.html

2016年10月8日

二つの二十六夜山

皆さん、お月見と言えば何を思い出しますか?
月見うどん!という方はさておいて^^
十五夜のお月見の風習が有名ですね。
月見団子とススキを供えて、お月様を愛でながらちょっと一杯…
いいですね~
子供の頃の記憶はあるのですが、最近は残念ながら皆無ですが…

さて日本には、「月を待つ」という優雅な風習があります。
そして、十五夜以降の月の名称が面白い^^
自然を畏敬する(愛でる)日本人ならではの感覚ですね。


2016年9月21日

恐~いお話 おいらん淵

週末は鶏冠山の予定ですが、天気は持つかなぁ~と…心配中!
天気予報をチェックする毎日です^^;
ふと、地図を眺めていて…
おいらん淵(花魁淵)の恐~いお話を思い出しました。
赤丸のところが心霊スポット「おいらん淵」
ご存知の方も多いと思いますが、
おいらん淵の言い伝えをお話ししたいと思います。

2016年7月30日

夏と言えば怪談!青梅の雪女

今年の夏は、長期予報では例年より暑さが続くそうです。
さて、夏と言えば恐~い怪談話。
実は青梅には「雪女」の伝説が残っています。
青梅丘陵長淵丘陵に登った後、雪女の伝説の地を訪れるのも
面白そうですね^^b

その雪女の話は、室町時代からあるそうです。
有名にしたのは、小泉八雲の怪奇文学集「怪談」からですね。
東京都西多摩郡調布村(現在の青梅市南部の多摩川沿い)が舞台になっています。
調布橋近くには、
「雪女縁の地」の碑石もあるそうです。
右の地図の赤丸あたりです。

青梅を舞台とした「雪女」のお話とは、どんなお話でしょうか?
ご存知の方も多いでしょう。

2016年6月25日

相模原のシンデレラ 照手姫の伝説

相模原の底沢に「美女谷温泉」という地名があるのをご存知ですか?
名前からして、何か惹かれますね^^
どらは美女に弱い?(たぶん…)
さてこの地には、けな気に生きた美しき女性、照手姫の伝説が残っています。
この話、めづらしくハッピーエンドなんですよね^^b
よかった・・・よかった!

照手姫伝説はここだけでなく、他の地域にも残されています。
相模原、茨城、和歌山、三重などの伝説が有名どころで、
歌舞伎の演目にもなっているほどのメジャーなお話です。
たぶん全くの作り話でなく、元になった史実はあったと思います。
今回は相模原に残された伝説を追っかけたいと思います。

2016年6月9日

不憫の恋路「オツネノ泣坂」

オツネノ泣坂の場所
奥多摩湖の麦山の浮橋(通称:ドラム缶橋)から三頭山へ続くヌカザス尾根。
奥多摩三大急登の3番目の候補に挙がっている体力必須の尾根筋コースです。
ちなみに、三大急登1番目は鷹ノ巣山の稲村岩尾根。2番目は本仁田山の大休場尾根。そして3番目には諸説があり、その一つがこのヌカザス尾根です。

さて、そこに「オツネノ泣坂」と呼ばれる言い伝えのある急登があります。
結構な勾配で足場も滑るんですよね。
当初、泣き坂の名前から、登るのがつらい急坂なんだろうなぁと、勝手に思っていました。
ところが調べてみると、不憫な女性の物語がありました。