コース:
富士急行「河口湖」=バス=河口郵便局BS~ショートカットバリルート~母の白滝~白滝林道~木無山~開運山~屏風岩~股のそき~達磨石~グリーンセンター=送迎バス=富士山駅
歩行時間: 6時間30分
夢枕獏氏原作のベストセラー小説「神々の山嶺(いただき)」の映画撮影が始まっています。その規模の雄大さから、実写化は無理と言われていた山岳小説ですが、2016年公開予定とのこと。
現地エベレスト(海抜6000m付近)での撮影が話題になっています。
なお、主演の岡田准一さんは、登山が趣味とのことでした。
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主要キャスト(敬称略)
◆岡田准一 :深町誠役=カメラマン
◆阿部寛 :羽生丈二役=孤高のアルピニスト(実在モデル森田勝)
◆尾野真千子 :岸涼子役=羽生の恋人
5月20日(水)に急に休みが発生したので、久しぶりに山に登りました。コースは、「母の白滝~三つ峠~三つ峠駅」。
ところが偶然にも、屏風岩を通過するときに、そのロケに遭遇しました。
撮影スタッフが30人近くいたでしょう。しかも本番撮影の直前というベストタイミング。
主演の一人、阿部寛扮する羽生丈二が弟子でありパートナーの岸文太郎を失う緊迫したシーンでした。話によると、阿部寛は2時間半近く、岸壁に宙づりの状態とか・・・役者も大変だ^^;
本番が終了するまでの30分弱、足止めをくらいましたが、楽しく映画撮影を鑑賞させていただきました。ただ、写真を撮ろうとすると撮影禁止とのこと。当然ですね(泣) 「くしゃみしたらどうなるのかなぁ~」と良からぬことを考えてしまいました^^;
本番は2回。1回目はそのまま撮影。2回目は巨大な扇風機を回しての風の中の撮影。たぶん1回目の撮影はバックアップなんでしょうね。
撮影が終わり、その下を通行しようとすると、離れたところに血だらけの人物が・・・本当に滑落したのかと思うほどの完璧なメークでした。たぶん岸文太郎役の俳優でしょうが、目が合った時に顔を伏せられてしまいました。
俳優の名前は詳しくないので、人物特定はできませんでした^^;
さて、羽生丈二の実在モデル森田勝は、その性格ゆえに孤高のアルピニストと言われています。1978年2月18日、アルプス三大北壁と言われるグランドジョラス北壁の冬季制覇を目指すも50m滑落し失神、満身創痍の中、宙づりのまま一夜を明かします。翌日、右手・右足・歯だけで25mを登攀し、6時間をかけてテラスまで戻り、奇跡の生還を果たしたそうです。
ハセツネカップで有名な長谷川恒男とは常にライバル関係にあり、同年2月25日、その長谷川がグランドジョラス北壁の冬季制覇を成し遂げました。
悔しかったでしょうね~
その後、1980年2月24日、グランドジョラスで彼の遺体が発見されることになります。
男性は、こういう話に弱いんですよね^^;
ということで、映画公開前に小説(漫画もあるそうです)を読まなければと思っています・・・
屏風岩を上から撮影 |
この岩の奥で撮影、写真撮りたかったなぁ。 曲がったところには、大勢のスタッフが・・・ |