月見うどん!という方はさておいて^^
十五夜のお月見の風習が有名ですね。
月見団子とススキを供えて、お月様を愛でながらちょっと一杯…
いいですね~
子供の頃の記憶はあるのですが、最近は残念ながら皆無ですが…
さて日本には、「月を待つ」という優雅な風習があります。
そして、十五夜以降の月の名称が面白い^^
自然を畏敬する(愛でる)日本人ならではの感覚ですね。
月の出を待ちながら飲食をするという風習は、
16世紀(室町時代・戦国時代・安土桃山時代)に始まったとされています。
京都の公家の間で始まった二十三夜の風習がそれです。
それが江戸時代に各地に広がり、特に二十三夜と二十六夜が有名です。
娯楽の少なかった当時の若者たちにとって数少ない楽しみのひとつ!
現代風に言えば…
高尾山のビアマウントで夜景を待つみたいなものですね^^
さて、二十六夜の名前を持つ山が、関東の道志山塊には二つあります。
都留市にある二十六夜山と、上野原秋山にある二十六夜山です。
道志山塊は交通の便が悪いので、なかなか行く機会がないのですが、
ちょっと、ご紹介を^^
◆道志二十六夜山(都留市)
富士急都留市駅=バス(30分)=道坂隧道BS~今倉山~赤岩~
二十六夜山~仙人水~芭蕉月待ちの湯BS=(バス)=都留市駅
コース計画 |
標高グラフ:道志二十六夜山 |
情報
合計距離:8.6km
累積標高(上り):623m
累積標高(下り):1057m
今倉山と二十六夜山、今倉山(東峰)、西峰、赤岩、中ノ沢ノ頭、
二十六夜山と6つのピークを越えていくコースです。
最後に温泉に寄ることを前提にしたコース設計ですね^^b
◆秋山二十六夜山(上野原市)
モデルコース 歩行時間5:10
JR上野原駅=バス(42分)=下尾崎~二十六夜山~三日月峠~
棚ノ入山~日向舟~雛鶴峠~無生野BS=バス(50分)=上野原駅
コース計画 |
標高グラフ:秋山二十六夜山 |
合計距離:9.8km
累積標高(上り):764m
累積標高(下り):831m
抜けるコースです。
言ってみれば、こちらは歴史の道ですね^^
月待ちの二十六夜塔だけでなく、雛鶴峠・無生野には、
哀しくもけな気な雛鶴姫の言い伝えが残っています。
時間があれば、雛鶴神社に寄るのもありでしょう。
雛鶴姫の物語は、
別の機会に、「温故知山の山登り」に記事をアップしますネ^^b
(おしまい)