登山をされた方も多いのではないでしょうか?
峠の涼風では、昨年の山の日は大菩薩嶺北側の苔の道登山を開催しました。
残念ながら骨折中のどらは、今年はリハビリの夏となります(泣)
さて御存じの方も多いでしょうか?
日本の山って頂上の呼び方がいろいろなんだよね。
山(やま・さん・せん)、岳(たけ)、丸(まる)、嶺(れい)などなど…
嶽(たけ)というのもあるよね。
英語だと「mountain」の略で、「mt.○○」の一択だけですけど。
さて例外はあるものの「やま」と「さん」の違いは知っているかな?
簡単に言うと訓読みと音読みの違いなんだけど。
実は音読みで呼ぶ場合は、山岳信仰に関係しているとかだそうです。
本当かな?と、まずは奥多摩十座の山で調べてみましょう。
多摩100山というのもありますが、記事が長くなるのでパスです。
御岳山(みたけさん)
さん読みですね。
山頂には武蔵御嶽神社があります。
大口真神の狛犬が有名で、ワンちゃん連れの登山客が多いですよ。
8月の御岳山は、森の妖精「レンゲショウマ」の大群落で有名です。
近くにあるロックガーデンと組み合わせるのもいいでしょう。
楽々ケーブルカーで行くのもありですよ。
蕎麦の老舗「丹三郎」目的で、北の大塚山経由で下山でしたね。
日の出山(ひのでやま)
やま読みですね。
ということで山岳信仰は関係ありません。
前述の御岳山からの下山に使われることも多いかな?
下山後に温泉に入りたい登山者はこの山を選ぶようですね。
美人の湯と呼ばれているつるつる温泉という温泉があります。
この時は白岩の滝とロックガーデンの組み合わせで、温泉には寄っていません。
高水三山(高水山・岩茸石山・惣岳山)
高水山(たかみずさん)、岩茸石山(いわたけいしやま)、総岳山(そうがくさん)
の総称ですね。
さん読みの高水山には、常福院があります。
やま読みの岩茸石山は、山岳信仰とは無関係ですね。
浅間嶺(せんげんれい)
めずらしく「れい」読みです。
たまにありますね。そういえば大菩薩嶺(だいぼさつれい)も一緒です。
以前に山頂広場の東の小高いピークに、小さな祠を見つけました。
ちなみに浅間嶺はその昔、桧原村の生活道だったそうな。
その頃はお寺とかお店があったそうですよ。
払沢の滝と組み合わせる登山者が多いとのことです。
この時はマイナーコースの松生山から登りました。
三頭山(みとうさん)
さん読みですね。
山頂周辺には神社仏閣はないので、例外かなと思っていたのですが、
古くは山の神々が集まる鹿妻山と呼ばれていたそうです。
麓には謂れのある神社が多いですね。
初級コースだと、都民の森からの周回。
中級コースだと、奥多摩湖からのヌカザス尾根を登るコース。
このコースは奥多摩三大急登の候補ですが、変化に富んでいますよ。
麦山の浮橋(ドラム缶橋)に始まり、言い伝えの残るオツネの泣き坂があります。
別の中級コースだと、西の鶴峠から登るコース。
さらには東の笹尾根上の大沢山から入るコースなど、一杯ありますね。
よく登っている割に、峠の涼風では開催していませんでした(不思議?)
足が復活したら、計画しようかな?
大岳山(おおだけさん)
さん読みですね。
山頂直下に大嶽神社奥宮があります。
御岳山といい大岳山といい、このあたりの狛犬はすべて狼ですね。
数えた事はありませんが、あっちこっちで見かけますよ(笑)
中尾根の途中にもあるし、湯久保尾根の周辺にもありますね。
大岳山に登るには4コースかな?
メジャーな御岳山からの縦走コース、次に馬頭刈尾根からの縦走コース。
鋸尾根からのロングコースもありますね。
超マイナーな海沢探勝路コースもいいかな(急登だけど)
どらは海沢探勝路経由で千足に降りる滝めぐりコースが好みですね。
この時は下山は御岳山方向でしたが…
御前山(ごぜんやま)
やま読みですね。
やまですから、山岳信仰の山ではないですね。
御前山といえば、春の女王「カタクリ」の群落が有名です。
奥多摩湖から大ブナ尾根経由、栃寄沢から奥多摩都民の森経由、
藤倉からの神馬尾根経由、小沢からの湯久保尾根経由、
長くなるけど鋸尾根経由という手も…
バリエーションなら中尾根経由、江戸小屋尾根経由もあるなぁ~
川苔山・川乗山(かわのりやま)
やま読みですね。
ということで山岳信仰の山ではないのかな。
川苔と川乗の字がありますが、乗の字は間違いから定着したとのこと。
なんでも最初に地形図を作るときに間違えたとか?
この山へは何度か登っているのですが、若い人の比率が高い気がします。
なぜでしょうね?
一番人気のアプローチは百尋ノ滝経由かな?
奥多摩一といわれる渓谷美が期待できます。
下山は本仁田山経由で奥多摩駅方向の大休場尾根か、
大根の山の神経由で鳩ノ巣駅へ降りるのが一般的です。
他にも破線コースですが、ゴンザス尾根経由・花折戸尾根経由というのも。
長くなりますが赤杭尾根で古里駅、もっと長い大丹波林道経由、
気合を入れて棒ノ嶺への縦走なんていう強者(つわもの)もいるかな。
どらが気になっているのは、バリエーションの真名井北稜ですね。
何度も登っている山ですが、峠の涼風では計画していません。
なんでかな~♪ なんでかな~♪
鷹ノ巣山(たかのすやま)
やま読みですね。
ということで山頂周辺には山岳信仰を思わせるものはありません。
山頂直下の鷹ノ巣山避難小屋は、たまに使われているようです。
雲取山から奥多摩駅へ続く石尾根の中間点にあるからかな?
あと、トイレも豊富な水場もあるしね。
そういえば「マジ!」事件があったなぁ~
雲取山(くもとりやま)