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お知らせ

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2023年7月12日

登山後のクールダウン やってます?

タオルストレッチ
 足首と腓骨骨折のリハビリ通院で、理学療法士の方と話す機会があり、色々と考えさせられることが…
 足の筋肉をチェックしたところ、2つの指摘がありました。
 うれしい指摘は「筋肉が年齢よりかなり若い」
 悲しい指摘は「筋肉が固い」
 実は陸上選手とか頻繁に登山する人に多く見られる筋肉だそうです。このタイプの筋肉の人は、怪我をしやすいとのこと(驚)


 登山を趣味とし、頻繁に山へ登る皆さんも同じ筋肉の可能性が高いかも…ね。
 そこで、登山後のクールダウン(静的ストレッチ)をお薦めします。

 以前に登山前のストレッチについてブログを書きました。
 要は登山前のストレッチの目的は「筋肉を温めること」で「筋肉を延ばす」ことではないということ。
 逆に登山後のストレッチの目的は「筋肉を延ばす」ことです。
 実はどらは、登山前に「筋肉を温める準備運動」はしていたのですが、登山後の「筋肉を延ばす運動」は正直さぼっていました。
 帰りに温泉に入る場合は、お湯の中で足のストレッチはしていましたが、自宅のお風呂では何もしていない結果に(反省)
 これでは筋肉が固くなるわけですねぇ。

 それではクールダウン(静的ストレッチ)について説明します。
 登山前のウオームアップ(動的ストレッチ)については、以前の記事を参考にしてくださいね。

クールダウンの目的
 登山後にクールダウンで体をケアしないと、疲労が蓄積して筋肉が固くなり、筋肉痛や怪我のリスクが高まります。
 使い続けた筋肉を緩めることにより柔軟性を高めることができ、翌日以降の体のコンデション、怪我をしにくい強い体作りが可能となります。
 どらが骨折してしまったのも、筋肉の柔軟性低下によるのも一因ではないかと反省しています(あとの祭りですが…)
 ちなみにクールダウンは、下山後にすぐに実施することが肝要とのこと。

クールダウンの考え方
 ①まずはウオーキング(軽いジョギングを加えてもOK)
  よく考えたら、これは下山後にバス停や駅まで実施していますね。
  電車やバスの時刻に間に合わないと、走ることもあるし…
  ただ全力疾走はやめましょうね(疲れていて無理だ~の声も)
 ②筋肉を延ばす
  各関節の可動域の痛くない限界まで、要は深いストレッチですね。
  登山前のストレッチは、軽くハイテンポに。
  登山後のストレッチは、深くスロウテンポに。
  と、覚えておくといいでしょう。


①首筋を伸ばす
首を前後左右にゆっくりと曲げます。後頭部に手を当てながらゆっくりと首筋を伸ばします。呼吸を整えながら、無理の無い範囲で動かします。
②腕肩の筋を伸ばす
両足を肩幅に開き、右手を背中に持っていきます。背中の右手手首を左手でつかみ、左方向に引き、右腕肩の筋を伸ばします。この動作を左右交互に行ないましょう。手を上げる際には上体を前傾しないように注意。
③背筋を伸ばす
両足を肩幅に開き、両手を後ろで組みます。組んだ両手を上に吊り上げるようにしてあげていきます。呼吸を止めずに行ないましょう。
④肩・首筋を伸ばす
肩幅に開いた両足の膝を少し曲げたら、両手を前方に伸ばし、腕の間で首筋を伸ばすように頭を入れていきます。顎を地面に向けて近づけるように、ゆっくりと上体をさげていきましょう。壁に両手を添えながら行なうのも効果的です。
⑤背中からヒザ裏・アキレス腱を伸ばす
足を交差させて立ったまま、徐々に上体を前に倒していきます。足の交差を逆にして行ないましょう。
⑥屈伸運動
両足を肩幅に開き、両手を膝の上に置き、ゆっくりと腰から落とすようにしゃがみます。ゆっくりと膝を伸ばし、膝上を軽く押しながら、ふくらはぎ・ふともも・腰など全身の筋肉を伸ばします。
⑦膝をまわす
両足を肩幅に開き、膝のお皿の上に手を挟むように置きます。お皿を下げるようにしながら、膝をまわします。左右交互に行ないましょう。
⑧手首足首をまわす
片足・片手ずつ回転させながら関節を柔らかくほぐします。
⑨首まわし
背筋を伸ばし、肩の力を抜きます。首をゆっくりと左右にまわし、首の筋肉を伸ばすようにして行ないましょう。肩を動かさないよう意識しながら行ないましょう。
⑩深呼吸
最後にゆっくりと深呼吸をして、息を整えます。

最後にお風呂に入ったあと、よく使った筋肉部分を水で冷やすといいそうです。
若い筋肉、柔らかい筋肉を目指しましょう。

(おしまい)