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2016年7月30日

夏と言えば怪談!青梅の雪女

今年の夏は、長期予報では例年より暑さが続くそうです。
さて、夏と言えば恐~い怪談話。
実は青梅には「雪女」の伝説が残っています。
青梅丘陵長淵丘陵に登った後、雪女の伝説の地を訪れるのも
面白そうですね^^b

その雪女の話は、室町時代からあるそうです。
有名にしたのは、小泉八雲の怪奇文学集「怪談」からですね。
東京都西多摩郡調布村(現在の青梅市南部の多摩川沿い)が舞台になっています。
調布橋近くには、
「雪女縁の地」の碑石もあるそうです。
右の地図の赤丸あたりです。

青梅を舞台とした「雪女」のお話とは、どんなお話でしょうか?
ご存知の方も多いでしょう。

むか~しむかし、ある村に
茂作と巳之吉という親子が住んでいました。
この親子が山に猟に行くんですが、
吹雪にあってしまいます。
そして二人は山小屋で一晩明かすことになりました。
二人がうとうとしていると、
そこへ美しい女が入ってきました。

女が茂作に白い息を吹きかけたところ、茂作の体はどんどん凍りついて行きました。
そして巳之吉にこう言います。
「お前は若いから、命だけは助けてやろう。そのかわり誰かにこのことを話したら、命はないぞ!」と…
要は、雪女は若い巳之吉に一目ぼれしたんですね。
妖怪もイケメンには弱いんだ^^;

そして一年が経ったある吹雪の日に、
一人の美しい娘が巳之吉を訪ねてきました。
名前をお雪といいます。
二人は身の上話をするうちに打ち解けていき、
巳之吉は身寄りのないお雪にプロポーズします。
巳之吉も手が早いなぁ^^;
そして二人は結婚します。
月日が流れ、二人の間にはたくさんの子供が産まれます。
でも不思議なことに、お雪は出会ったころの美しさを保ったままでした。


そしてある吹雪な夜、酒に酔った巳之吉は、
父親の茂作がなくなった吹雪の夜の話をしてしまいます
よくも我慢したなぁ~
どらだったら1ヵ月ももたないかも…(口が軽いこと自覚^^)
うそです!口固いですよ(キッパリ)

話を聞いたお雪は、悲しい目で巳之吉を見つめます。
「私があの時の雪女です」
「でもかわいい子供たちがいるので、命だけは助けます」
と言って、お雪は吹雪の中へ消えていきました。
そして、お雪は二度と巳之吉の前には姿を現せませんでした。

この話ですが、
ハリウッド映画のように後日談の「雪女2」があったらいいですね~
巳之吉の子供たちが別の妖怪に襲われる展開ですが、
兄妹たちが勇気で乗越えていくストーリーです。
雪女は人間に恋した影響で、かっての妖力は弱っているのですが、
それでも兄妹たちを影から支えます。
そして最後は力尽きて消えていくのですが…
そして、消えた後にお母さんだと気づく…

なぁんてお話はいかがでしょう。
勝手に話を作ってしまいました^^;

(おしまい)