自治体によっては、義務付けている山もあるようですが、
そもそも、何のためにあるのか?から
登山届について考えてみたいと思います。
登山届の最大の目的とは,
自身が遭難したときに、早く、見つけてもらうため!
これに尽きると思います。
間接的、副次的には、
登山届を書くこと自体が、綿密な計画をたてることにつながる。
他人が遭難した時の、問合せ先として、協力できる。
などなど、他の意味合いもありますが・・・
さて、その登山届の提出先は、どこがいいと思いますか?
どらの場合、非難が出そうですが、
登山ポストへの投函には、現状では否定的です。
理由は、管理体制の不備にあります。
個人情報が書かれているのに、鍵がついていないことが多い。
中には、壊れているものさえある。
回収の管理体制が見えない。
あきらかに放置してるのでは?と疑われるものも・・・
登山届からストーカー被害にあったなんて話もあるほど・・・
となると、提出先はインターネットサイト、あるいは交番、駅になりますね。
そこでどらは、
遭難発生から助けてもらうまでのフローを考えてみました。
ポイントは、2番目の「誰かが気づいて警察へ連絡」の部分です。
逆に言えば、誰かが連絡しない限り、助けに来ないということ^^;
ということで、どらは、この部分に登山届の取り扱いの的を絞っています。
どら流登山届
◆コースと時間について記載
・スタート駅(またはバス停)から下山先までのルートを記載
・ポイントとなる中継点のおおよその通過時刻
・変更の可能性のあるルート
万が一の時に、どこを重点的に探せばいいか、
わかるようにしています。
あと単独の場合は、通過ポイントごとに家族にメール発信^^b
内容は「**到着」と簡単なもの。
電波が通じれば・・・ですけど。
◆警察への連絡条件
・**時までに連絡がなければ、警察へ連絡
これは、一般に流布している登山届の見本には、警察への連絡条件
なんて項目はないですよね。
正直、なぜないのか不思議です^^;
心配症のご家族だと、早い段階から捜索依頼が出て、実は自力で
下山できる状況だったとか・・・
あるいは、家族間がドライ(うちじゃぁないよ^^;)で、
数日たって連絡して、手遅れになるとか・・・
どらは、季節・気象・山の状況・持って行く装備・非常食を考慮して、
山行ごとに警察への連絡日時を指定しています。
例えば、今日の夏山だったら、凍死の心配はないので、
万が一の連絡は翌日の○○時でOKとか・・・
ということで、コース、通過時刻、警察への連絡時間をメモにして、
家族に残すようにしています。
家族に出すだけなので手軽だし、警察への連絡時刻が過ぎるまでは、
家族に心配をかけることもないしネ・・・
まあ、リスクマネジメントは人それぞれでしょうが、
手軽さと安全性、そして家族への安心の提供といった観点で、
いい方法だと思っています^^b
(おしまい)