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お知らせ

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2024/04/07 鳥海山(7/26~7/29)の募集を締め切りました

2015年7月10日

落雷対策を科学の目で見る(1)

落雷の季節がやってきました。
山を登る人にとって、夏場の落雷は要注意ですね。
管理人「どら」は好奇心旺盛で、いろいろな落雷対策を聴くにつけ、「なぜ?」って思うんですよネ^^
そこで、落雷を科学的に調べてみようと思いました。

調べて行くうちに、従来の落雷対策に「なるほど~」とか、「あれ?」とか・・・
いやぁ~、調べてみるものですね^^
知らないことが一杯ありました。
本質が理解できると、危険の範囲が明確になり、必要のないところでむやみに怖がったりする必要がなくなります。
雷を必要以上に怖がって、急ぐあまり転倒したり、滑落したりするのでは、
本末転倒ですものネ^^;

  雷はそもそも電気です  
標題にあるように、雷はそもそも電気なんですよネ。
ということは、電気の性質を理解することが、まずは第1歩^^b
さて、電気の性質を考えてみましょう。

性質1. 電気はプラスからマイナスに流れる(電子の流れは逆)
性質2. 電気は通りやすい道を選ぶ

この性質1.と性質2.を理解すれば、おのずと危険回避できますよね。
まずは性質1.の前に、雲の中で電気が生まれる仕組みは?
実は、明確な定説はないんですが、以下の仕組みと言われています。
なぜ下部がマイナスに帯電するかはわかっていないのですが・・・














さて、雲の下部にできたマイナスを帯びた水滴のマイナスイオンは、どこへ行くのでしょうか? ここで「性質1.プラスからマイナスへ流れる(電子の流れは逆)」を思い出してください。
そう、電子の相手先は、プラスの帯電先の雲の上部になりますね。
雲の中で光る稲光です。

そこで、図をもっと大きな視野で見てみましょう。
そのうえで、「性質2.電気は通りやすい道を選ぶ」を考えてみましょう。


マイナスイオンの行先が雲の上部だけでないことがよくわかります^^
電気は通りやすい道を選ぶのですから、近くにあるものへ落ちる確率が最も高くなります。下の地上方向へ、あるいは横の高い山へ、万が一、雲のマイナス部分が下にあるような高い山なら下からだってありえます。
横や上なのに、落雷という表現は、違和感がありますが^^;

  より安全な場所とは?  
それでは、「より安全な場所へ」を考えてみましょう。
まず、基本ですが、落雷で、絶対安全な場所はありません。ただ確率的にきわめて危険度の低い場所ならあります。交通事故に合う確率より低ければ、安全と言っても差支えないでしょう。

安全な順に並べてみましょうね^^b

①まずは、雷が発生しやすい場所に行かない
  当然ですが、天気が不安定な時は、山へ行かないのが一番です。
   ただ、管理人「どら」もあまり守れていません(反省^^;)
②雷雲(積乱雲)がモクモクと立ち始めたら、雷の発生が近い
  すぐにより安全な場所への移動を考えましょう。
  かすかでも「ゴロゴロ」と聞こえたら、いつ落ちても不思議ではありません。
  ましてや、激しい雨が降り始めたら、完全に逃げ遅れの状態です。
③大きな建物の中へ逃げる(ほぼ安全)
  避雷針のある山小屋や避難小屋の中は、比較的安全です。
  ただ、部屋の中のどこもが安全というわけではありません。
  壁面、電灯などから1m、テレビからは2m離れる必要があります。
  建物に雷が落ちた時の側撃雷を防ぐためです。
④建造物、樹木の保護範囲内へ逃げる(95%安全)
  といっても、そんなに都合よく、建物があることはまれですね。
  どらの場合、天候が怪しくなり始めたら、この保護範囲を意識して歩きます。
  この保護範囲というのは、比較的、落雷の直撃を受けない場所です。
  次の図を見てみましょう^^b

要は、高いもの(樹木など)のどの部分からも4m離れ、頂点からの角度が45度の内側の範囲が、安全だということです。
なお、高さが30m超えるような樹木や建造物の場合は、角度よりも底辺の距離で、4m~30mの範囲内が保護範囲となります。

さて、次回は導体・絶縁体の話から、逃げる時の姿勢、持ち物の話をしたいと思います。
あなたの常識が間違っているかもしれませんよ^^b

(おしまい)

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2015年7月3日

強引な崩落地登り、南沢あじさい山^^

空は紫陽花(あじさい)日和の曇り空。しかも雨模様の梅雨時。
7月2日(木)ベストな天気と、意気揚々、武蔵五日市駅をスタートしました。
◆予定コース
武蔵五日市駅→南沢あじさい山→金比羅尾根→日の出山→築瀬尾根→澤ノ井園(利き酒)
◆結果コース
武蔵五日市駅→南沢あじさい山→星竹林道→瀬音の湯

あじさいの中の笑顔のZIZI
南沢あじさい山までの道中は、いたるところで、森の小人「ZIZI」が案内してくれます。
道標を見なくても、小人の姿を追いかけると、いつのまにか南沢あじさい山に・・・
ZIZIは、NHKの人形劇「プリンプリン物語」の人形の作者、友永詔三(あきみつ)氏の作です。

同氏の「深沢小さな美術館」は、こじんまりした美術館です。いい感じですね。
あじさい山の奥にありますが、どらはまだ見ていません。いつか行かねば^^;


雨がよく似合う奥多摩の南沢あじさい山。
個人の山ですが、山の斜面いっぱいの10,000本のあじさいが、どらを迎えてくれました^^ ただ、ピークは過ぎつつ・・・でしたネ。

あざやかな青と水滴がキレイです
とはいえ梅雨時なので、あじさい達も、雨を浴びて、元気いっぱいでした。









あじさいの道を行きます
道は、あじさいの中を行きます。
去年来たときと違い、道には砂利が。歩きやすくなっていました。
さまざまな色のあじさいの歓迎を受けました



















あじさい山を後に、先へ行こうと急坂を登り始めると、左手にどらの冒険心を呼び起こすピンクリボンが、小さな沢の先に・・・
とても、道には見えないのですが、方向は金比羅尾根^^
これは、行くしかないな・・・と沢の中へ足を踏み入れてしまいました^^;
さて、結果や如何に?
(上から)斜度と長さ、伝わりますか?
横幅2mぐらいの小さな沢を登り詰めた結果は、なぁんと・・・斜度50度、距離40mぐらいの大崩落地でした。崩落地の先は、十中八九、金比羅尾根の立体交差の手前でしょう(上は何回か通っているので想像がつく)
引き返そうかな?強引に登ろうかな?
結局、誘惑に負けてしまい、急斜面を強引にアタック開始!
万が一、足を滑らせても、ズルズルズルーと行くだけなので、怪我の心配はないだろうと判断。
(良い子はまねをしないようにネ^^;)
足場は滑る、手を使いたくても掴めるのは浮石のみ。靴のエッジを最大限に利かすため、足は思い切り開いた状態。手は浮石を斜面に押し付けて摩擦力活用^^;
いやあ~、ここは疲れましたね~ 落石が心配なので、上を見ながら首を上げていたので、登り切った後、首が痛かったです^^;

さて、ここで2つの問題が発覚・・・
◆雨で濡れた斜面だということは、下半身が泥だらけ(電車乗れないよぉ~)
◆途中藪こぎしたので、ザックにダニの死骸が数匹(マダニ、怖いなぁ~)

一挙にテンションが下がりました。 しかも雨もポツポツ・・・と
どらの頭の中で、瞬時に、次の公式が成り立ちました。
◆行く先は?=温泉+ビール>日の出山+利き酒

ということで、十里木にある瀬音の湯へ向かって、星竹林道を西へGO!
ズボンをきれいにする、マダニにやられてないか確認する、
そして冷たいビール、頭の中はそれだけでした^^

瀬音の湯では、よそのおばちゃまとお話三昧。
どうも、どらは見知らぬおばさんたちに声をかけられやすいオーラがあるそうな・・・
そういえば先般も、街中を歩いていたら、ベンチのおばさんに声をかけられました。ペットボトルのキャップ、開けてくれって・・・(おしまい)

2015年6月30日

高尾山の良さをアピール

お待たせしました(待っていないって?)
それはうそです。(何故わかるかって?)
ブログには統計分析できる機能があるんです。
「高尾山徹底分析」のタグ、結構、クリックされているようです^^;
ということは、興味のある人が多いということ・・・(ばれていますよ^^)

それでは、高尾山、徹底分析の投稿を開始したいと思います。
ミシュランガイドで三つ星を獲得した高尾山ですが、そもそも、この三つ星、どんな観光地が、獲得しているのでしょう?
気になったので、ちょっと調べてみました^^

正確には、「ミシェラン・グリーンガイド・ジャポン」といい、三つ星は日本の観光地の20か所が選定されています。
その中で、登山に関係するところはというと・・・
以下の5つかな・・・
◆富士山:言わずと知れた世界遺産。これははずせませんね。
◆高野山:日本の仏教の聖地ですね。外国人受けしそうです。
◆屋久島:樹齢2000年~7000年の鬱蒼とした自然を体感できますね。
◆熊野古道:1000年を超える自然崇拝の霊場ですね。
そして、高尾山ですね。
◆高尾山:都心から1時間以内で、豊かな自然が評価されました。

他の三つ星に比較して、何か俗な感じがしないでもないですが、
そこがまた、手軽でいいかも・・・ですね^^

さて、管理人「どら」が感じる、高尾山の良さは・・・
◆なんといっても、その手軽さ。当日の天気を見て、昼からでも登れます
  どらがよくやるパターンですね。
  登山というより、他に目的があるパターンです。
◆あと、初めての山を登る入門者から、健脚まで、いかようにも設計できる
  コースの多彩性
   こんなにコースがあるんですよ^^b
 ・メジャーな1号路(表参道)6号路(沢沿い)稲荷山コース(尾根沿い)
 ・マイナーな蛇滝コースいろはの森コース
 ・ちょっと捻った、ろくざん亭経由高尾病院裏経由大垂水峠経由
 ・小仏城山経由なら、日影沢林道城山東尾根、あるいは弁天橋経由
 ・小仏峠経由なら、美女谷温泉から、あるいは小仏BSから
 ・景信山からなら、小仏BS小下沢林道景信山東尾根から
 ・その先の陣馬山からも可能。途中にもたくさんの登り口が・・・
 ・北高尾、南高尾からの周回も可能ですね
 ・健脚向けの生藤山、あるいは三頭山経由の全笹尾根縦走
 ・戸倉三山からの吊尾根経由というのも考えられますね
 ・それ以外にも、バリエーションルートが多々ありますね。
◆どらが挑戦した食べ歩きというのもあります。
 高尾山から景信山へかけて、「利きなめこ汁」もやったことがあります。
 さすがに、1山行3杯が限界でしたが・・・
 茶屋ごとに味が違うんだよね~、さっぱり系、こってり系、しょうゆ味、みそ味
 何でもござれ・・・です。
 ちなみに、皆さんご存知でしたか?
 高尾山に近づけば近づくほど、値段が高くなるということを・・・
 高尾山周辺は350円、小仏城山からは250円が相場です。
 あと、夏の小仏城山の「かき氷」も豪快でいいですね。
 正直、どらでは食べきれないぐらいの大きさで、注文は、
 ハーフサイズにしています。
 黒豆あんこの「天狗焼き」も、はずせないですね^^;
◆あと、高尾山は花の100名山ですね。
 いろんな花が咲いていて、それを求めての山登りも楽しいですよ^^
 どらは、まだ見ていないのですが、「緑の二輪草」を見たいなぁと・・・
◆そうそう、忘れてました。12月中旬ごろのダイヤモンド富士^^b
 他の山だと日没後の下山が心配で、日帰りは厳しいですが、
 高尾山の場合は、ケーブルカーや1号路経由とかありますしネ^^
◆さらに、むささびを見るビヤガーデンで夜景というのもありですね。

詳しくは、次回からの記事で、お楽しみくださいネ^^