春の女王の名にふさわしい 気品漂う「カタクリ」 |
そして初春を代表する花といえば?
桜?梅?桃? 人によって違うかな…
どらは街中で見られる花よりも、
健気に咲く山野草のほうが好きかな^^
初春の山を彩る季節の前奏曲。
春の妖精(スプリングエフェメラル)とも呼ばれています。
なかでも、その女王と呼ばれているのが
春の女王、カタクリですね。
カタクリはどんな花?
花期は3月下旬から6月初旬ぐらいまで。
下向きに咲く紫色の気品のある姿で、女王の名にふさわしい花ですね。
花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」など。
カタクリの寿命は意外に長く、4~50年と推定されているそう…
花が咲くまでに7~8年かかると言われています。
だから、「寂しさに耐える」なのかな…
さて名前からも想像できるように、昔は片栗粉の材料とされていました。
一本一本の姿も写真映えしますし、群落になると見ごたえがあります。
奥多摩のどこで咲いてる?
奥多摩にも、いくつかのカタクリの群落があります。
花の百名山と言われる御前山、登山口の斜面一杯に広がるカタクリ山、
登山道の途中に拡がる浅間嶺、神社の斜面に広がる青梅の天祖神社などなど…
それぞれを紹介します。
御前山
カタクリの山として花の百名山に登録されています。山頂周辺に群落が点在しています。有名なだけに、花の季節にはたくさんの登山者が訪れます。
北側からのアクセス
JR青梅線・奥多摩駅からバス
境橋BSまたは奥多摩湖BS下車
南側からのアクセス
JR五日市線・武蔵五日市駅からバス
神戸岩BS、小沢BS、藤倉BS下車
東西の縦走路からのアプローチ
東側は、大岳山~鋸山から
西側は、三頭山~月夜見山から
2015年4月22日撮影 ヌカザス尾根~御前山~中尾根~神戸岩
コバイケイソウの登山道を行く |
模様があざやか |
カタクリ山
あまり知られていないカタクリ群落の
穴場なので、人が少ないのが魅力。
山の斜面一杯に咲きます。
他の行先と組み合わせると、
山登りが楽しめます。
どらのお勧めは難路になりますが、
海沢三滝~大岳山の探勝路コースか、
天地山へのバリルートかな。
探勝路コースは滝めぐりを満喫!
天地山は時期を選べば、
イワウチワの群落も同時鑑賞!
どちらも登山者はあまりいません。
というより、登山道貸し切りかも…
2017年4月10日撮影 カタクリ山~天地山~鋸山
桜とカタクリのコラボ |
天地山ではイワウチワの蕾と遭遇 |
浅間嶺
山頂手前の南斜面に群落があります。
残念ながらどらは、
この山にはカタクリのシーズンに
登ったことがありません。
北側からのアクセス
JR五日市線・武蔵五日市駅からバス
払沢の入り口BSまたは小岩BS下車
南側からのアクセス
JR五日市線・武蔵五日市駅からバス
笹平BS、上川乗BSまたは数馬BS下車
2016年2月22日撮影 数馬峠~浅間嶺~払沢ノ滝
雪山シーズンでした |
浅間嶺山頂にて |
天祖神社
こんなところにも穴場の
カタクリの群落がありました。
ここは偶然発見したのですが、
山に登らずに見ることができます。
山登りと組み合わせたいのなら、
長淵丘陵の周回と組み合わせるのが
いいのでは?
途中の赤ぼっこと天狗岩は
お勧めですよ^^b
2016年3月23日 長淵丘陵
見頃のカタクリでした |
アップしてみました |
(おしまい)