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2022年3月1日

ウクライナの民族楽器 バンドゥーラの調べ

 ウクライナへのロシア侵攻、暗く悲しいニュースの連続です。
 なんだか世界の枠組みの何かが変わりそうな、歴史の転換点になりそうな… 
 ロシアの目論見が通るのか?あるいはロシアの終わりの始まりなのか?
 結果、新しい東西冷戦が始まるかもしれません。停戦交渉が始まりましたが、悲しい予測ですが、ロシア側は北京のパラリンピックが終わる3月13日までの停戦交渉の腹積もりの気がします。
 さてウクライナといえば、民族楽器バンドゥーラが有名です。
 ということで、久しぶりの音楽話題はいかがでしょう。

 どらが初めてこの楽器のことを知ったのは、東日本大震災のあとで、あるバンドゥーラ奏者の日本語の歌を聞いた時でした。ウクライナ出身の女性ミュージシャンです。
 初めて聞いた時、実は心が震え目が潤みました。素朴な音色、天使のような透き通る声、そして女神のような眼差し、本当に衝撃的でした。
 その奏者はチェリノブイリの出身者で、原発事故で故郷を追われたそうです。
 そして彼女の故郷の村は、地図から消えました(涙)


 
 今回のニュースを受けた時に、その日のことを思い出し、聞き直してみました。
 その奏者とはナターシャ グジー(公式Youtubeへ)
 歌はジプリの人気アニメ「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」です。
 60本の弦がつまびく、美しくも哀しい世界へどうぞ。(Youtubeへ


 歌詞がいまのウクライナの状況にも合っているのが、やるせないですね。
 歌詞の一節に
   こなごなに砕かれた鏡の上にも
   新しい景色が映される
 なんだか考えさせられるフレーズでした。
 ウクライナの人々の目に、温かく平和な新しい景色が拡がることを願います。

(おしまい)