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お知らせ

お知らせ
2024/04/07 鳥海山(7/26~7/29)の募集を締め切りました

2021年1月16日

「正しく恐れたい」と下水調査は?

以前テレビでコロナに対して「正しく恐れる」という言葉がよく使われてました。
実は私も「それが本質だよね」と思っていたのですが、そして春とは違い、
コロナの正体がある程度見えてきた現在は、自身の行動基準にしています。
でもそのテレビ番組で、正しく恐れず間違って恐れないケースが散見されますね。
特にひどいのがバラエティ番組!
フェースシールドの間違った使い方です。
特に酷かったのが、アメ横の紹介番組かな?
フェースシールドの出演者が、人通りの中で騒いでました。
しかも並んでいる食べ物のそばで、そして食べ物に向かって…
確かにオープンスペースで3密(2密ですが)ではないのですが、
フェースシールドは直線上の飛沫は防げますが、飛沫は舞い上がります
いくらアウトドアとはいえ、下には食べ物が並んでいるし…
下が空いているタイプだと、直接食べ物に散布しているように見えるし…
もう少し頭を使って考えなさいよ…とあきれました。
感染する確率計算は、密閉×密集×密接×飛沫の多さ×時間
皆さんも食べ物のある所では、フェースシールドで騒がないようにね。
まあ、ほとんどの人はマスク姿だから、騒がなければ大丈夫かな(苦笑)

陽性率推移のグラフ化
データ元: 東京都公式発表数値(2021/1/15現在)
陽性率の算出計算式:
 判明数(PCR・抗原)移動平均/検査人数(=陽性判明数(PCR・抗原)+陰性判明数(PCR・抗原))移動平均
 ※PCR検査の日にちのずれにより、陽性率の数値は時々修正されることがあります 

緊急事態宣言が効き始めたように見えますが、
たぶん1月7日・8日の異常高値が1週間平均の中から抜け始めたためかな?
正月明けの1週間(1/4~1/11)を省いて見ると、感染者数は右肩上がりですよ。
緊急事態宣言で頭打ちにはなると思いますが、大きく下がるかは疑問かな?

峠の涼風の考え方では、市中感染の状況を最重視しています。
要は感染する確率、感染させる確率に注目してるんですよ。
以前に下水調査で市中のコロナ患者数を推定する手法の研究発表が、
英国や日本の研究団体でありましたね。
精度の問題の指摘はあるんだけども、下水の定点観測と陽性率、感染者数と
組み合わせることにより、事前の感染爆発が予測できるというメリットがあるな!
あれ、どうなっただろうね? 無視かな? 怖いから知りたくないのかな?

イメージは、
①下水のウイルス含有率がUPし始めた=無症状の人が増えているという証拠
 ※精度の問題があるので単体の数字ではなく、その傾向性を見る
②感染者数と陽性率がアップし始めた=社会が注目し始める
③感染爆発が起こる=社会が慌てる
いまは、③になって緊急事態宣言は発出したんだけど…
下水調査数値の使い方は、
①で心の準備と施策の準備をし(感染後27日間ぐらい便に排出されるので)
②で早めの対応を打ち、
③の感染の山を低くする
こういきたいものです。

と言っても仕方がないので、いまは一番近い陽性率に注目です。
検査数に左右される感染者数に一喜一憂しても、仕方ないしね。

(おしまい)