新元号が「令和」に決まりましたね。
なんでも、
万葉集からの出典だったとか…
梅の花の歌32首の序文からとのこと。
初春の令月(れいげつ)にして、
気淑(よ)く風和ぎ、
梅は鏡前の粉を披(ひら)き、
蘭は珮後(はいご)の香を薫す
どらも古典の話が大好きで、
当ブログでも温故知山というコーナーを設けています。
万葉集話題の記事もいくつかアップしていましたね^^
当ブログ「
温故知山の山登り」から
03.
よこやまの道、万葉集に誘われて(2016年3月9日の記事)
12.
万葉集のアンサーソング 大山(2016年11月28日の記事)
関東地方の歌は、防人の歌・東歌として、数多くが万葉集に収められています。
夫婦、恋人、親子の別れを詠んだ素朴な歌が多いようです。
さてふと思ったのですが、万葉集で詠われる山は、どんなところがあるのかな?
関東限定で調べてみました。
大山(神奈川県) ※相模嶺は大山を指すと言われています
・相模嶺(さがむね)の 小峰見そくし 忘れ来る
妹が名を呼びて 我を音し泣くな
多摩丘陵(東京都) ※よこやまの道と呼ばれています
・赤駒を 山野に放し 捕りかにて
多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ
矢倉岳(神奈川県) ※古名:可鶏山
・
足柄の 我を可鶏山の 穀の木を
吾を誘さねも 門さかずとも
・新田山 嶺には着かなな 吾に寄そり
間なる子らし あやに愛しも
・白遠ふ 小新田山の 守る山の
末枯れせなな 常葉にもがも
・筑波嶺の 裾みの田居に 秋田刈る
妹がり遺らむ 黄葉手折らな
・伊香保嶺に 天雲い継かぬ まづく人と
おたはふいざ 寝しめとら
・伊香保嶺の 沿ひの棒原 ねもころに
奥をなかねそ まさかしよかば
・伊香保嶺の やさかのゐでに 立つ虹の
現はろまでもさ 寝をさ寝てば
・伊香保嶺の 沿ひの棒原 我が衣に
着きよらしも よひたへと思へば
う~ん、榛名山多いですね^^;
峠の涼風でも、5月12日(日)に新元号記念の臨時山行を計画しようかな^^
名づけて、万葉集の山へ登ろう!
(おしまい)