考えてみれば、2023年もクマの目撃事例が多く、やはり凶作だったとのこと。そして2024年は地域差はあるものの豊作だった。豊作と言うことは子供がたくさん生まれた可能性が高い。そして今年の凶作!
さらにお腹が減っていると冬眠できないので冬眠が遅くなる、あるいは冬眠そのものせずに越冬する個体も出てくることに(恐)
ということで今回の記事はクマに焦点をあててみました。
2025年関東のクマ目撃情報(4月~10月)
まずは東京および関東近県のクマ情報をまとめてみます。
目撃情報が多い山域に行くときは気をつけましょうね。
あと注意したいのは、目撃件数と生息数は比例しませんので。
「目撃=見る人が多い」ので、人の多い里の方が目撃される確率が高い。
さて、今年の目撃情報を一覧表にしてみました。
クマの生息域は茨城県までのようで、千葉県にはいないようです。
まあ、山が繋がっていませんものね。
茨城県は少しづつ浸食し始めているといったところでしょう。
関東近県は北海道・東北と違い、
単年度の数字上では急上昇というイメージはありませんね。
マスコミ先行気味かな?
先ずは出会わない作戦を
クマが多い山域に行かないと言ってしまえば身も蓋もない(苦笑)
登山を趣味とする人には「登山シーズンに登るな」と言うようなもの。
まあ、少しでも遭遇確率を下げる行動をとりましょう。
- ・クマ鈴を付けて鳴らす
- ・大きめの音量でラジオかける
- ・大きめの声で会話する
- ・手を叩きながら歩く
- ・早朝、夕暮れの時間帯は避ける(特に沢沿いの出会い頭に要注意)
- ちなみにどらが単独の場合は、鼻歌というよりアカペラで。
- 前から人が来たときは声を落とすけど。
- 気づかないとかなり恥ずかしいことに(経験あり)
遭遇した時の対処
◆距離が離れている場合(こちらに気づいていない)
ゆっくりと静かに立ち去りましょう
どらの意見
「君子危うきに近寄らず」ですね。
ちなみに好奇心から写真を撮ろうとかしないようにね(苦笑)
◆距離が近い場合(こちらに気づいている)
クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退しましょう。
万が一の突進に備えて、クマとの間に障害物(立木など)がくる方向へ。
どらの意見
自分も藪の中からクマに唸られた経験があります。
前を向いたままゆっくり静かに後退しました。
障害物を入れるような余裕はなかったけどね(汗)
◆クマが向かってきた場合
クマ撃退スプレーを持参した場合は、目や鼻をめがけて噴射しましょう。
もうダメだ!と思ったら、防御姿勢(お腹を地面に向けてうずくまり、頭や首を両腕で守る)をとりましょう。
どらの意見
逃げても無駄(相手の方が足が早いし背を見せるのは危険)
まだ距離がある場合は、目を離さず自分の体を大きく見せるポーズを。
「人間の方がお前より強いぞ!」とクマに警戒心を起こさせれば助かる。
例:両手にタオルを持って上にあげる
服の襟やザックを持って上にあげるなど
ちなみにクマ撃退スプレー?
数mまで引き付けて顔(鼻)に向けて、しかも風上から噴射?
人間側はパニック状態のはずで、精神的・時間的猶予はないと思いますよ。
噴射に失敗したら無防備棒立ち状態になるんだよなぁ(怖)
そこまで近づいたら防御姿勢を早くとったほうが生存確率が高い。
スプレー使いたい人は事前に、防災訓練ならぬ防熊訓練したほうがいいよ。
でも、どうやってする?
イメージトレーニングするぐらいしかないけど(苦笑)
クマの生態(ツキノワグマの場合)
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。
ちょっと調べてみました
体長:100cm強
体重:60kg強」
能力:嗅覚、聴力は優れている・視力はあまりよくない
木登りがうまく、走るのも速い
性格:臆病だが、子連れの母親は強気
食事:植物(葉、花、根、実、山菜等)を中心に、昆虫、サワガニなど
秋にはドングリなど栄養価の高い木の実をたくさん食べて冬眠に備える
空腹になると動物(ごくまれに人間も)を襲うこともある
出産:メスは冬眠中に1頭から2頭出産する
クマの生活サイクル
環境省発表のクマの生活サイクルです。
参考までに添付します。
クマ被害が増加しています。
みなさんもクマに対する準備を万全に、
登山を楽しみましょう。
(おわり)


