ここへ来て東京都の感染者数が増えてきました。
実は3月26日(土)を底に、東京都の1週間平均の感染者数は増加に転じています。
3月21日(月)にまん延防止等重点措置が解除されたので、その1週間後から反転したことになりますね。危惧していたとおりの結果で、第7波の始まりだと思います。
そんな中、驚かされることがありました。 国立感染症研究所が3月28日に「こっそりと」エアロゾル感染(空気感染)を、感染経路の1番目に置きました。それまでは、飛沫感染・接触感染の二種類だけでしたが…
その話を聞いて「あれ?」と思う人が多いのでは?
そもそも三密って「密閉・密集・密接」だったよね。密集と密接は飛沫感染・接触感染対策だとは分かりますが、密閉はエアロゾル感染対策だと思うのですが、何故、今頃の発表なんでしょうね?最初にエアロゾル感染を否定したため、修正の発表ができなかったのかなぁ~
世界ではとっくにエアロゾル感染が認められていたのにね。
ワクチン接種がなかなか進まない(東京都の3回目の摂取状況42.6%/3月31日現在)、治療薬の普及はまだまだ先、の中での第7波と考えると、個人個人が自身で気をつけるしかないのかな?
都民の大部分の人は自己対策(マスクとアルコール消毒)を徹底していると思います。
問題はエアロゾル感染(空気感染)対策ですよね。
上の感染経路イラストを見ていて、気づくことがありました。
エアロゾル感染(空気感染)の流れを抜き出してみます。
①無自覚の感染者の咳やくしゃみ→飛沫発生
②床やデスクに飛沫が付着
③空気が乾く
④空気中にウイルスが浮遊する
⑤ウイルスを吸い込み、感染する
この流れを見ていると、マスクと換気が重要なポイントだということが分かります。
換気は消費者側ではコントロールできないので、やはり人の多い閉ざされた空間には行かないということが対策かな?
注意したいのは人が減った、あるいは人がいない密閉空間でも、換気が行き届いていないと、ウイルスが浮遊するエアロゾルが多いことですね。
幸いアウトドア空間は密閉されていないので、直接の飛沫感染に注意すれば大丈夫かな。リスクは行き帰りの交通機関と打ち上げのお店に限定されます。
峠の涼風では、登山後の打ち上げ(名目は反省会)は自粛しているので、行き帰りの交通機関に注目かな?
電車内・バス内での会話がポイントでしょう。行きはバラバラなので会話する機会も少ないでしょうが、帰りはテンションが上がっているので要注意です。
LINE会話という手もあるな、推奨しようかな、という今日この頃でした。
陽性率推移のグラフ化
データ元: 東京都公式発表数値(2022/04/3現在)
陽性率の算出計算式:
陽性率の算出計算式:
判明数(PCR・抗原)移動平均/検査人数(=陽性判明数(PCR・抗原)+陰性判明数(PCR・抗原))移動平均
※PCR検査の日にちのずれにより、陽性率の数値は時々修正されることがあります
※PCR検査の日にちのずれにより、陽性率の数値は時々修正されることがあります
1週間平均の感染者数は26日から上がっているので、これは新しい場面に入っていますね。第7波が来るものとして対処しましょう。
といってもアウトドアの自然の中は密閉空間ではないので、三密に注意すれば大丈夫かなと…
峠の涼風の計画については、現状の計画発表どおりで運営します。
心配は山小屋泊ですね。管理人がいる有料小屋は感染対策に注力しているのでまだしもですが、避難小屋が心配です。
5月7日(土)~8日(日)の鷹ノ巣山避難小屋の計画は、その時の感染状況次第で、中止の可能性もあります(残念ですが…)